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関川でびっくり「大したもん蛇」 秋は荒川のもみじ

ギネス認定の大蛇は村の誇り

新潟県の北東部に位置し、東は山形県に接する関川村。新潟駅からだと電車で1時間半ほど。村の中央を荒川が流れ、10月下旬から11月上旬にかけては紅葉が見事。山形県境に向かって「荒川峡もみじライン」を形成する。

荒川川沿いには村内に高瀬、鷹の巣、雲母(きら)、湯沢、桂の関と5つの温泉が点在し、えちごせきかわ温泉郷と称する。約20軒の旅館があり、年間4万人が宿泊する。

毎年8月にはギネス認定の「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」が開かれる。長さ82.8メートルは、ギネスブックで竹とワラでつくった世界一長い蛇に認定されている大蛇が500人の担ぎ手とともに村内をパレードする。

大したもん蛇

長さ82.8メートルの大蛇が
村内をパレード

祭りは村に伝わる大蛇伝説と水害に由来する。1967年8月28日の羽越豪雨では村民も含め100人を超える犠牲者を出した。祭りは水害を記憶にとどめようと始められたもので、大蛇の長さ82.8メートルは8月28日に由来する。

大蛇には村内54集落が参加する。各集落で1―2カ月かけ大蛇の一部数メートルを作り、祭の直前につなぎ合わせる。現在の大蛇は8代目。道の駅関川に隣接する関川ふれあいドームで先々代の大蛇を見学できる。

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