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うまい朝ごはんはこれだ!(6) 六日町・津南

六日町温泉「えのき茸の煮浸し」

六日町温泉(南魚沼市)で朝ごはんプロジェクトに参加するのは11軒。これまで共通メニューとしていた「南魚沼きりざい」が好評だっただけに、新メニューへの切り替えは難しかった。

打開したのは、地元で一番の大女将のひと言だった。「この機会に皆さんに伝承したい一品がある」。これにはみんなが大賛成。基本的なレシピは大女将のものを踏襲し、各宿でまとめあげる一品を朝食に出すことが決まった。

その一品が「えのき茸の煮浸し」。独特な食感を損なわないよう出汁で軽く煮付け、味わいや彩りを添えて仕上げる。シンプルな色合いだからこそ、盛り付けや器にも気を遣う。

えのき茸の煮浸し

地元で一番の大女将伝承の一品

津南エリア「ナメコのつくだ煮」

津南エリアで朝ごはんプロジェクトに参加するのは2軒。初めての参加となる。

決めたメニューは「ナメコのつくだ煮」。新潟県はナメコの出荷量で全国2位。なかでも津南町は最大の産地の1つに数えられる。

色や味が濃くて大粒。歯ごたえがしっかりしているのが津南産ナメコの特徴で、ハウス栽培は通年行われ、秋は天然ものがたくさん採れる。

数ある自慢の高原野菜や豪雪地帯ならではの特産品、雪下にんじんなど世に問いたい素材は豊富。秋の朝ごはんを手始めに、冬、春、夏と、朝ごはんに何をぶつけてくるかが楽しみだ。

ナメコのつくだ煮

色、味が濃く大粒

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