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うまい朝ごはんはこれだ!(4) せきかわ・妙高高原・鵜の浜

えちごせきかわ温泉郷「まるごと田舎の朝ごはん」

えちごせきかわ温泉郷で朝ごはんプロジェクトに参加するのは旅館17軒のうち9軒。昨年の5軒から大きく増えた。

関川ずくしの朝食フルコースとして出すのは「せきかわまるごと田舎の朝ごはん」。メニューづくりや調理法には、農家など地元のお母さん方で構成する「関川村生活改善研究会」が協力している。

関川のキノコをふんだんに使った「関川まんま汁」、旬の8種類の野菜が刻み漬け込まれた塩分高めの味噌漬「あねさ漬け」、そして県内生産量第2位を誇るシイタケ入りの「秋茄子と関川椎茸の揚げ浸し」。これらを炊き立ての岩船産コシヒカリで食べてもらう。

田舎の朝ごはん

関川ずくしをどうぞ

妙高高原温泉郷「からみそ」

妙高高原温泉郷で朝ごはんプロジェクトに参加するのは15軒。7つの温泉地が共通メニューとする朝ごはんだが、秋に限っては選定に苦労はなかった。妙高の秋の味といえば「からみそ」と意見は一致した。

夏から秋にかけて妙高山麓で収穫される「ぼたごしょう」と香り豊かな青じそで作られる絶品の香辛料がからみそ。保存料を一切使わいない手作りの一品。

ぼたごしょうは、コショウではなく唐辛子のこと。上越地方では唐辛子のことをコショウと呼ぶそう。形はピーマンにそっくりで、肉厚で横腹に深い溝があり、上から見ると牡丹の花に見えるので「ぼたごしょう」。

からみそは、ご飯にそのまま載せてもよし、調味料として他の食材とからめてもよし。

からみそ

妙高の秋の味

鵜の浜温泉「メギス天日干し」

鵜の浜温泉で朝ごはんプロジェクトに参加するのは7軒。特産の魚介類から選んだのはメギス。地元の人には「キスよりメギス」と言われるポピュラーな魚だが、遠方には出回っていない。

カタチや名前はキスに似ているが、キスの仲間ではない。上越の近海で多く獲れ、地元では昔から美味しい魚として食べられてきた。上越市の「上越のごっつぉ」にも認定されている。

メギスは、手間を惜しまない昔ながらの熟練の技で天日干しされ、鵜の浜の風にさらし旨味が引き出されたところで、さっと炙って食べる。頭から尻尾までバリバリといける。

メギス天日干し

頭からバリバリ

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