元祖スキー天国・新潟県　子ども、外国人客を誘致

11/11/04

今年はスキー伝承１００周年　復権へ尽力

２０１１年は日本にスキーが伝わってから１００年目の年。オーストリア・ハンガリー帝国のデオドール・エドラー・フォン・レルヒ少佐が１００年前の１９１１年１月12日、新潟県高田町、現在の上越市の金谷山で、軍事教練としてスキーを指導したのが最初とされる。当地には現在、金谷山スキー場がある。

新潟ではスキー発祥１００年を機に「元祖スキー天国」を掲げ、10―11年のスキーシーズン、県内各スキー場で記念イベントを行った。

なかでも全県で取り組んだのが子ども向けのプラン。無料キッズスクールやゲレンデへのキッズパーク設営、スノーキャンプやちびっこツアーといったキッズメニューに力を入れた。

新潟県では、これからの１００年を見据え11―12年シーズンも、子ども、ファミリーをメーンターゲットとした誘客を進めている。

昨シーズン好評だった初心者の子ども向けレッスン「レルヒさんスキースクール」を、今シーズンは15のスキー場で37回実施する。

「レルヒさんスキースクール」は
県内15スキー場で実施

また、新しい取り組みとして初心者の子どもを対象としたレッスン付きモニターツアーを15回程度実施し、スキー人口の拡大を図る計画。

海外からのスキー、スノーボード客の誘致にも積極的に取り組んでおり、中国、台湾、韓国、オーストラリアなどでのスキー観光説明会でＰＲや商談にのぞんでいるほか、エージェントやマスコミの招聘も行う。

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