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湯と夕陽の評価高く 瀬波温泉・汐美荘に特別フロア

日本海に沈む夕陽を

城下町・村上観光はもちろん、新潟県北から庄内観光の宿泊拠点となるのが日本海に面した瀬波温泉だ。

新潟駅からは特急電車で約1時間。2010年に日本海東北自動車道が神林岩船港ICまで延伸し、新潟市内から瀬波温泉まで車で約50分と、所要時間が大幅に短縮された。

温泉の歴史は100年を超える。1904年、石油掘削中に95度の高温の温泉が湧出したのが始まりで、今は日本海沿いに10軒の旅館がある。温泉の提供法までが問われる現在、高温の源泉を熱交換によって、加水せずに提供する旅館もあり、改めて瀬波温泉の湯の評価を高めている。

夏は海水浴場として賑わい、関東にはない日本海に沈む夕陽が人気を集めている。

瀬波温泉

夏は海水浴場として賑わう
瀬波温泉の海岸

瀬波温泉の「夕映えの宿 汐美荘」では今年3月、個人向けの特別フロア「Theオーシャン倶楽部」がオープンした。全7室すべてがベッドルームと、日本海を見渡すテラスを備え、4室は源泉かけ流し露天風呂付き。そのうち3室はスイートルームとなっている。

同時に、オープンキッチンスタイルのダイニングレストランがオープンした。レストランには、瀬波温泉の93度の高温の源泉を利用した「瀬波温泉源泉蒸し料理」をメーンに提供するキッチンも新設。源泉蒸し料理はバリエーションも多く、新鮮な海鮮、新潟和牛や豚肉、旬の野菜など「地元のエネルギー」で調理した地元食材の魅力がダイレクトに味わえる。

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