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朝ごはんプロジェクト(2) 月岡・湯田上・妙高高原・鵜の浜

月岡温泉「地の野菜」

月岡温泉で朝ごはんプロジェクトに参加するのは9軒の旅館ホテル。「美人になれる温泉」をうたう月岡温泉では、朝食を美人になるための第一歩と位置づけ、カラダも喜ぶメニューとしてたどりついたのが直球勝負の「地の野菜」。産直物産店の野菜人気もヒントになった。

調理法も食材に相当の自信がなければ出せない温野菜。各旅館が温野菜にオリジナルソースで出す。

旅館料理で不足がちな野菜を十分採れるうえ、試食会のそれは野菜の彩りも鮮やかでゴージャスな感じさえした。丸ごと温タマネギのおいしかったこと。

地の野菜

野菜そのもの、
直球勝負

湯田上温泉「越乃梅味噌」

湯田上温泉で朝ごはんプロジェクトに参加するのは全4軒の旅館ホテル。全県に波及したスイーツプロジェクトの経験もあり「地元の特産品を使った新商品をつくろう」と開発の方向はすぐに決まった。素材として目を付けたのが「越乃梅」。種が小さくて果肉が厚く、皮がやわらかく加工に適している。この梅に地元産の味噌を合わせた「越乃梅味噌」が朝食の共通メニューになった。

梅と味噌のバランスを整えるのが難しかったそうだが、試行錯誤を経て旨味のある梅味噌に仕上がった。

朝ごはんプロジェクトに連動する「にいがたごはんの素 越の梅味噌」として販売されている。

越乃梅味噌

バランス絶妙の
越乃梅味噌

妙高高原温泉郷「トマ豚(トン)」

妙高高原温泉郷で朝ごはんプロジェクトに参加するのはエリア別で最多の19軒の旅館ホテル。「妙高の新しい名産に」と考案したのは、日本一おいしいと自負するトマトとひき肉に、白味噌、妙高野菜の推奨品でもある大葉などを加え、和えて炒めた「トマ豚(トン)」。ネーミングもヒットを予感させる。

ごはんのお供はもちろん、妙高の高原野菜で包んだり、トッピングにも最適とか。こちらも「にいがたごはんの素」としてすでに販売されている。

トマ豚

日本一を自負する食材で
作ったトマ豚

鵜の浜温泉「メギス天日干し」

鵜の浜温泉で朝ごはんプロジェクトに参加するのは7軒の旅館ホテル。特産の魚介類からチョイスしたのは、地元の人にはポピュラーながら遠方には出回っていない「メギス」。この魚、カタチや名前はキスに似ていても、キスの仲間ではない。上越の近海で多く獲れ、地元では昔から美味しい魚として食べられてきた。

手間を惜しまない昔ながらの熟練の技で天日干しされ、鵜の浜の風に吹かれ旨味が引き出されたメギスはさっと炙って食べる。

試食会で食べたメギスは、普段よりもよく焼いたそうだが、頭から尻尾までバリバリといけた。

メギス天日干し

これぞ伝統食、
メギス天日干し

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