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秋の関川村は紅葉 荒川沿いに「もみじライン」

夏は「大蛇」がギネス認定

新潟県関川村で、今年も8月にギネス認定の大蛇が村内をパレードする「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」が行われた。

大蛇は長さが82.8メートル。ギネスブックで、竹とワラでつくった世界一長い蛇に認定されている。500人で大蛇を担ぎ村内を練り歩く大蛇のパレードには、見物に2万人以上が訪れた。

えちごせきかわ大したもん蛇まつり

ギネス認定の
「大したもん蛇まつり」

3日間にわたる祭のクライマックスが大蛇のパレード。8月28日の9時30分ごろに上流の湯沢温泉を出発し、高瀬温泉などを通り、12時頃関川村役場に到着した。前々日には灯ろう流し、前日には花火大会や盆踊りが開かれた。

祭りは大蛇伝説が村に伝わることにちなみ、また、1967年8月28日に起きた羽越水害を記憶にとどめようと始まった。羽越豪雨では関川村を含む羽越地方で100人を超える犠牲者が出ており、大蛇の長さ82.8メートルは羽越水害の日、8月28日に由来する。

関川村は新潟市の北東に位置し、東は山形県に接する。新潟駅からだと電車で1時間半ほど。村の中央を荒川が流れる。10月下旬から11月上旬にかけては紅葉が盛んで、山形県境に向かって「荒川峡もみじライン」を形成する。

村内の荒川川沿いには高瀬、鷹の巣、雲母(きら)、湯沢、桂の関の5つの温泉が点在し、えちごせきかわ温泉郷を称する。約20軒の旅館があり、年間4万人が宿泊する。

関川村は、新潟を代表する地酒の原料となる酒米の産地でもあり、「五百万石」「越淡麗」の生産が盛ん。

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