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余部空の駅へ気軽に クリスタルタワーが完成/香美

全面ガラス張りの新観光スポット

明治末期から東洋一のトレッスル橋として親しまれた兵庫県香美町の余部鉄橋。2010年にコンクリート橋に架け替わったが、3本の橋脚は保存され、展望施設「空の駅」として往時の威容を保っている。11月26日には地上と高所にある同施設までを結ぶエレベーター棟が完成、全面ガラス張りの「余部クリスタルタワー」としてオープン。同町の新しい観光スポットとして期待される。

余部クリスタルタワーは高さ47メートルで、地上と空の駅を約45秒で結ぶ。空の駅北側に立ち、淡い青色のガラス張りの外観がひと際異彩を放つ。夜間はLED照明で7色にライトアップする。

余部クリスタルタワー

余部鉄橋橋脚と並んでたつ
エレベーター棟

これまで空の駅までは地上から急こう配の上り坂を歩く必要があり、観光客だけでなく地元利用者にとっても負担となっていた。エレベーター棟の設置で気軽に空の駅まで行けるようになった。

空の駅は、JR餘部駅側から約60メートルの旧軌道上を歩いて展望施設へ向かうと、橋詰部からレールを残した形で舗装された展望部へ。そこからは日本海の絶景を一望でき、車窓から見る余部鉄橋ならではの風景が楽しめる。鉄橋下が見えるのぞき窓もあり、ちょっとした浮遊感も味わえる。

橋梁下には、芝生張りの自由広場や余部鉄橋の橋脚跡を使った東屋など公園を整備。余部鉄橋の主桁のモニュメントも設置されている。

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