DC終わっても四国は話題の宝庫 各県に旅の旬の魅力
香川・徳島・高知・愛媛 4県のパワーに勢い
4―6月の3カ月間、JRグループと四国4県が力を結集して展開した「四国デスティネーションキャンペーン(DC)」。4県それぞれが地域の宝を磨き上げて体験企画やイベントを実施。広域連携の取り組みも行い、一定の成果を上げて終了した。
DC終了後も四国の勢いは止まらない。4県それぞれの観光地が持ち味を生かした取り組みを展開。4県の結集と分散の力がくるりと描く“観光の渦”に飛び込めば、旅人は四国の魅力のとりこになるはずだ。
まずは愛媛県の道後温泉。9月2日から道後を舞台にしたアートフェスティバル「道後オンセナート2018」がプレオープン。道後地区の旅館ホテルの客室などにアーティストが空間演出を施す「ホテルプロジェクト」、アーティストによる作品展示をはじめとするイベントを展開している。18年4月からのグランドオープンに向けて盛り上げを見せている。
また第3の外湯として9月26日には、椿の湯の隣接地に飛鳥時代をイメージした湯屋で道後温泉別館となる「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」がオープン。道後温泉本館も女子旅など女性客を中心に集客に一役買っている。
高知県では現在、幕末の歴史博覧会「志国高知 幕末維新博」を展開中だ。会期は18年4月20日までを第一幕、続いて19年3月末までを第二幕とした約2年間。16年の薩長同盟から大政奉還の17年、明治維新の18年へと150年の節目を“幕末メモリアルイヤー”として位置づけて様々な事業を行っている。
県内7エリアを地域会場とし、歴史や文化、自然を体感してもらうと同時に“郷土の偉人”の足跡を訪ねてもらおうというのが狙いだ。
香川県では今年7年目を迎える「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクト」のテーマを「Cafe de UDON―KEN(カフェ・ド・うどん県)」として実施。「居心地のよいカフェのような存在。また来たくなる場所」になるようプロモーションを繰り広げている。
秋の定番となった特別名勝・栗林公園、国営讃岐まんのう公園のライトアップも見もので、各宿泊施設が企画を組んで集客に努めている。
徳島県の大歩危・祖谷エリア。インバウンド客が多数押し寄せて脚光を浴びる。観光業界の優れた取り組みを表彰する「ジャパン・ツーリズム・アワード2017」で、地元旅館のホテル5社でつくる「大歩危・祖谷いってみる会」が第2席の優秀賞を獲得。訪日外国人観光客誘致の取り組みが評価された。
徳島市内では9月に今年で19回目を迎えたアニメイベント「マチ☆アソビ」が開かれ、人気アニメ声優のトークライブや人気アニメの上映が行われた。これまでで89万人を集客している。
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