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「ほっと滋賀色」 わたしの色を見つける旅へ−

信楽など県内各所の“色”焦点にキャンペーン 湖東三山やマキノ町、長浜市には紅葉の名所

滋賀県では、スカーレットの放送により、信楽など滋賀への注目度が高まることに合わせて「ほっと滋賀色」キャンペーンを展開。スカーレット(緋色)を入口に、県内の様々な“色”を多くの人に楽しんでもらうのと同時に、信楽焼をはじめ滋賀県が誇るいろいろな物産も知ってもらおうと取り組む。

ほっと滋賀色キャンペーン

緋色や赤が目に飛び込みあたたかなイメージの
「ほっと滋賀色」キャンペーンポスター

県東部、湖東地域の愛荘町の「金剛輪寺」。西明寺(甲良町)、百済寺(東近江市)との湖東三山の一つで日本の紅葉名所百選に選ばれている。11月中旬から12月上旬にかけて全山が色鮮やかに紅葉し、特に本堂周囲や名勝庭園内の紅葉は「血染めの紅葉」と呼ばれるほど深紅に染まる。

今秋は11月1日−12月8日に「秘仏日本最古の大黒天」が特別公開される。弘仁年間(810−824年)に作られたもので、天冠に鎧をつけ敵をにらみつける姿は軍神の面影を残す。特別公開にあわせ、大黒天に係わる特別御朱印を期間限定で授与される。入山料とは別に500円。

金剛輪寺

湖東三山の一つ、愛荘町の金剛輪寺。
「血染めの紅葉」と呼ばれるほど深紅に染まる

県西部、湖西地域の高島市も紅葉の名所として外せない。マキノ町のメタセコイア並木はドラマやテレビコマーシャルにも多数登場する絶景スポット。11月下旬から12月上旬には、コンサートや特産品販売などを行う紅葉祭が予定されている。

マキノ町のメタセコイアの並木道

ドラマやテレビコマーシャルのロケも
多数行われている高島市のメタセコイア並木

ゴンドラで山上まであがれる箱館山では9月14日から、真紅に色づくコキアが一面に広がるコキアパークがオープン。真っ赤なコキア越しに望む琵琶湖とのコラボレーションが美しい。10月14日まで。

県北部、湖北地域の長浜市は、紅葉の名所として知られる鶏足寺や近江孤篷庵(こほうあん)、竹生島・宝厳寺の弁天様の幸せ願いダルマ、約10万本が1キロに渡って群生している徳山の彼岸花など市内に緋色スポットが点在する。

長浜市の琵琶湖畔から望む夕景

長浜市の琵琶湖畔から望む夕景。
パワースポットとしても知られる竹生島が琵琶湖に浮かぶ

長浜観光協会では、市内各所の緋色を撮影しSNSにアップすると入選者に特産品が当たる「スカーレット色を見つけよう!長浜緋色フォトコン」を10月から実施する。3月15日まで。

来年1月10日―3月10日に開く「長浜盆梅展」では、信楽焼の鉢を使った盆梅や信楽狸を展示するスカーレットコーナー、信楽焼の茶碗で抹茶を楽しむ茶席も設ける。

長浜観光協会では「長浜鉄道スクエアの赤色のED70型電気機関車、盆梅の紅梅、琵琶湖畔の夕焼け、ビワマスや近江牛など長浜の赤や緋色を見つけて発信してほしい」としている。

滋賀県観光に関するお問い合わせ

滋賀県商工観光労働部観光振興局
電話 077−528−3743

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