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合掌家屋に日本の原風景感じて 下呂温泉合掌村、屋内見学や和の体験

「じっくり散策」で盛り返し

下呂市の下呂温泉合掌村は、合掌家屋集落が建ち並び、一歩足を踏み入れれば日本の原風景、飛騨の伝統の世界が広がる。家屋見学や村内散策、体験プログラムを通して懐かしの“ふるさと”を体感できる。

同村は近年、下呂温泉観光協会のマーケティングへの取り組み強化の成果もあり、来村者が増加。関東圏からのバスツアーの立ち寄りに組み込まれたことや、同村の風情と観光スタイルが支持を集め、経営状態も良好なものに転換した。

村内では世界遺産・白川郷などから移築された合掌家屋10棟が集落を形成。往時の暮らしぶりを知ることができる。「大戸家住宅」は国の重要有形民俗文化財に指定。白川郷では合掌家屋が現役の住居のため屋内の見学ができないなどの制約があるが、同村の家屋は旧家であり屋内見学が可能、ゆっくり散策できるのが人気の秘けつ。

下呂温泉合掌村

合掌家屋集落の風景に懐かしさが感じられる合掌村

村内に漂う和の文化は体験プログラムでより深く感じたい。「和服姿de散策」は10―5月に実施。着物に身を包み、村内をゆっくり歩いて楽しめる。参加は1日に女性10人まで、男性5人まで。料金は体験時間によって異なり女性3千円、男性4千円から。

村内の「飛騨工房」では陶芸、陶器の絵付け、ろくろ、紙すきから絵描きまで挑戦する「絵すき」体験ができる。所要時間はいずれも30分―1時間。料金は絵すき1100円から、陶器の絵付け900円からなど。

問い合わせは同村 電話0576―25―2239。

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