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道後温泉本館を保存修理 工事期間も営業し見学会も/道後

来るべき次代のために テーマは「再生」

道後温泉のシンボルである国重要文化財「道後温泉本館」。明治27年(1894年)の建造から125年を迎える2019年、1月15日から保存修理工事が行われる。“まちの誇り”を次代へ受け継ぐために必要不可欠な事業だが、松山市ではこれを新たなまちの“再生”の機会と捉える。工事期間中の誘客への影響の低減、魅力の発信へ準備万端。道後が歩む次代への転換の現場をこの目に焼き付けたい。

工期は約7年の計画。その間、増築を重ねながら歴史の味わいを深めてきた木造建物の外観は覆われるが、館内は一部営業を続ける。2階以上の休憩室、皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」は休館となるものの、Ⅰ期工事期間中は1階「神の湯」、Ⅱ期工事中は「霊の湯」で入浴が可能。本館北側が出入口となり入浴定員は通常の半分になるものの、利用者にとっては朗報だ。

本館を運営する松山市は「営業を続けながらの工事になりますので入浴できなくなることはありません。安心して松山、道後温泉にお越しください」と呼びかけている。

また道後の“転換期”を観光素材として観光客に見てもらおうと、様々な策もめぐらす。本館南側の冠山駐車場にある眺望施設「空の散歩道」に、今年度中には足湯や休憩所を設置し工事風景を見学できるスポットを創出。さらに、アートのまち道後らしく仮囲いにラッピングを施したり、工事現場の見学会を開くなど、工事そのものを楽しんでもらう工夫を凝らし、この時期だけのプレミアム感を演出する。

さらに、総合エンターテインメント企業で地域創生事業も手掛けるポニーキャニオンと提携し、新しい道後温泉の魅力発信に着手。道後温泉本館と、20年の東京オリ・パラを前に時代の転換を迎えている日本を重ね、新たな「再生」をテーマに据えて地域の魅力を伝えるプロジェクトを展開する。

コンテンツ制作はアニメーションスタジオ・手塚プロダクションが手掛け、手塚治虫原作の「火の鳥」がメインコンテンツ。復活、救世主のイメージを持つ「火の鳥」と本館の保存修理工事を重ね、次代へ継承するための「再生」の物語を発信する。

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