山陰プレＤＣで本番に弾み　７―９月、特別企画を展開（2）

17/06/12

石見銀山、「たたら」の雲南を深く

７月２日で世界遺産登録10周年を迎える石見銀山では、期間中の金土日祝日などに大久保間歩の公開範囲を拡大した特別公開ツアーを実施する。ユネスコ世界ジオパーク認定の隠岐・島後では、島の先端に夕日が重なり１本の巨大ローソクに見える神秘の「ローソク島」への遊覧船が運航される。

雲南市では日本遺産・たたら製鉄の物語をたどる「たたら定時ガイド」。たたら製鉄の遺構「菅谷たたら山内」と、繁栄の面影が残る「吉田の町並み」で実施する。

両県共通企画はＪＲ境線、境港市・水木しげるロード、隠岐の島町を舞台にした「鬼太郎列車と鬼太郎フェリーの旅クイズラリー」。各ポイントをめぐり解答して応募すると商品が当たる。

また、期間中に対象の旅行商品を利用した先着１万人に因州和紙箸置き」「石州和紙しまねっこはがき」をプレゼントする。

ＪＲ利用と宿泊をセットした旅行商品も発売。発地からの往復新幹線・特急列車と現地エリア内の路線が４日間乗り放題の「山陰めぐりパス」や、松江城など観光施設の入場も含めた「松江・出雲ぐるりんパス」も用意した。

６月30日と７月１日にはＪＲ大阪駅でオープニングイベントを開催。伝統芸能ステージや山陰の食を集めた「山陰いいものプレミアムマルシェ」を行うほか、７―８月にはホテルグランヴィア大阪内レストランで山陰の食材を使ったメニューが味わえる「山陰フェア」も開く。

わすれがたき山陰－幽玄の島根編記事一覧