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邦画の黄金期描くアートウォール 二十四の瞳映画村/小豆島

巨大外壁に名場面

香川県小豆島町の「二十四の瞳映画村」に9月27日、昭和の日本映画黄金期を彩った名作の名場面を描いた壁面パネルアート「シネマ・アートウォール」が登場した。全長54メートルもの圧倒的な存在感で、観る人を往年の世界に引き込む。

同館は、小豆島を舞台にした名作「二十四の瞳」を顕彰する日本映画と教育のテーマパーク。田中裕子さん主演による1987年公開の映画第2作のオープンロケセットや貴重な展示で、作品の中の懐かしい風景がそのまま広がっており、日本映画黄金期の世界観を伝えている。

「シネマ・アートウォール」は日本初となる日本映画のパネルアート。同施設の外壁に「二十四の瞳」をはじめ「愛染かつら」「東京物語」「カルメン故郷に帰る」など往年の名作の感動の1シーンを綴った。

二十四の瞳映画村

全長54メートルのアートウォールは
圧倒的な存在感
(写真提供:松竹株式会社)

巨大な壁面と名場面の存在感は強大。名作の世界に触れ、銀幕のスターたちとの記念撮影を楽しめば懐かしの世界が現代に蘇る。

瀬戸内国際芸術祭の開催でアートの島としての個性も持つ小豆島では「アート小豆島・豊島2014」を開催中。16年に予定される次回の同祭につなげるため、両島各所に作品を展示し機運を一層高めていくものだ。「シネマ・アートウォール」もこれに呼応したものと言え、日本映画という分野からアートの島の取り組みを支える。

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