四国観光、節目に光当て"旬"を発信
14/11/05
豊穣な歴史と文化
2014年は四国にとって旬の年、いわゆる四国イヤーだった。瀬戸内海国立公園指定80年、四国八十八カ所霊場開創1200年、道後温泉本館改築120年、剣山国定公園指定50周年など節目が重なる年だったからだ。
これを契機と捉え、愛媛県と広島県では瀬戸内海国立公園指定80周年記念イベント「瀬戸内しまのわ2014」を開催した。旅行会社各社も集中送客キャンペーンを実施、送客に力を入れた。
様々な節目は2014年で終了するかもしれないが四国が旬でなくなったわけではない。逆に今年の取り組みがこれからの四国の魅力に磨きをかけたと捉えたい。今年、注目を集めたからこそ、隠れていた素材に光が当たったということもあったに違いない。
節目にしても今年だけしかないといったものでもないだろう。実際に松山市では来年2015年から18年までの節目を拾い出している。
15年は小説「坊っちゃん」を書いた夏目漱石が松山に赴任して120年。16年は夏目漱石没後100年、小説「坊っちゃん」創刊110年。
これだけでは終わらない。17年は夏目漱石生誕150年、俳人の正岡子規生誕150年と漱石がらみだけでも3年も節目の年が続く。
さらに17年は坂の上の雲ミュージアムが開館から10年、俳句甲子園を始めて20年。18年に至っては小説「坂の上の雲」の主人公で、日露戦争でロシアのバルチック艦隊を破った参謀・秋山真之の生誕150年でもある。高知県にもかかわってくる明治維新から150年というのも18年だ。
歴史や文化にかかわる温泉地や地域では、必ず節目があるはずで、それをどう探し、クローズアップさせて、人を呼び込んでいけるのかが観光の醍醐味といっていい。その意味からも松山のみならず、歴史や文化が豊穣な四国はこれからも旬であり続ける―。
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