観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

紀勢道開通、東紀州・南紀へ続く広域ルート確立

東紀州では早くも効果

紀勢自動車道が今年3月に全通した。伊勢道・勢和多気ジャンクションから尾鷲市の尾鷲北インターへ至る55.3キロで、伊勢志摩と東紀州を結ぶ広域観光を後押しする。

今年3月に開通したのは紀伊長島―海山インター間の15.1キロ。尾鷲北からは熊野尾鷲道路が整備されており、熊野市大泊町まで自動車専用道路で行くことができる。

今年迎えた熊野古道の世界遺産登録10周年を後押しする形で、開通効果はすでに現れている。悪天候が続き全国的に入り込みが低調だった今年の夏休みにあって、東紀州エリアの観光客は前年を上回った。尾鷲市の熊野古道センターは5割以上増え1万8200人になったほか、高さ45メートルの巨岩をご神体とする熊野市の花の窟神社に隣接するお綱茶屋も3割以上多い3万人を記録した。

お綱茶屋

今夏人気だったお綱茶屋

沿線には、豊富な海産物や清流・銚子川などで知られる紀北町、同町と尾鷲市を結ぶ熊野古道・伊勢路屈指の美しい石畳が続く馬越峠といった観光スポットが多い。

地元では伊勢志摩、東紀州、南紀と続く広域観光ルートの確立を期待している。

三重伊勢志摩 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ