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朝熊山金剛證寺で"両参り"

お伊勢参らば朝熊かけよ―

お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り―と「伊勢音頭」で唄われている朝熊山。標高555メートルの山頂には、伊勢志摩エリアを一望できる展望台と、伊勢神宮の鬼門を守り神宮の奥之院ともいわれる「金剛證寺」がある。

朝熊山金剛證寺

朝熊山展望台から
伊勢志摩エリアを一望

金剛證寺は、仏教が伝来した欽明天皇の時代に暁台上人によって開かれた。平安時代には弘法大師(空海)によって堂宇が建立され、密教修業の一大道場として隆盛を極めた。現在は臨済宗南禅寺派。慶長年代に姫路城主の池田輝政が寄進し再建した朱塗りの本堂は、桃山時代の栄華をしのばせる豪壮な構えを見せる。国重要文化財。

本尊の福威智満虚空蔵菩薩は、伊勢神宮の遷宮の翌年に20年に一度ご開帳する。今年がその年に当たり、10月1日から21日に行われた。

朱塗りの太鼓橋が印象的な庭園も見どころで、生垣のように参道に立ち並ぶ卒塔婆は神聖な気持ちにさせる。

朝熊山金剛證寺

金剛證寺の参道に並ぶ卒塔婆

朝熊山金剛證寺

太鼓橋も印象的

アクセスは、今年開通50周年の伊勢志摩スカイラインで、展望台とセットで立ち寄りたい。

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