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地域を食べる「にいがた朝ごはん」(2) せきかわ・瀬波・六日町

作り手も関川づくし えちごせきかわ温泉郷

えちごせきかわ温泉郷の朝食は「せきかわ秋まんま」。4軒が参加している。

メニューづくりや調理法は、農家など地元のお母さん方で構成する「関川村生活改善研究会」が協力するなど、旅館だけではなく作り手も関川づくし。

献立は「朝日豚の椎茸味噌」「あねさ漬け」、そして「せきかわ汁」。朝日豚の椎茸味噌は、地元で180日間じっくり育てたブランド豚の朝日豚と、県内トップクラスの肉厚椎茸に南蛮味噌などを和えたコクのある逸品。それに5―6種類の旬の野菜を刻み漬け込んだ塩分高めの味噌漬「あねさ漬け」と、関川のなめこに椎茸、旬の野菜、大豆のエメラルドグリーン色と濃厚さが特徴の関川豆腐が入った「関川まんま汁」が付く。

これらを炊き立ての岩船産コシヒカリで食べてもらう。

えちごせきかわ温泉郷

せきかわ秋まんま

村上伝統の鮭料理 瀬波温泉

瀬波温泉の朝ごはんは「歴史と文化の香り漂う鮭料理」。村上市の食を代表する鮭を堂々と朝食に出す。5軒が参加している。

村上では100種類を超える鮭料理があるとされ、そのなかから朝食になにを持ってくるかに大いに悩んだ。各宿が改めて「朝食に合う鮭料理」と向き合った答えが、オーソドックスに塩引き鮭、昔から地元では食されている逸品の鮭味噌、そして伝統の味わいをアレンジした酒びたしのふりかけ、はらこだった。

新潟の一大米ブランドのひとつ「岩船産コシヒカリ」と一緒に食べる。白いご飯だけでなく、どれも朝酒にも相性がぴったりだそう。

瀬波温泉

歴史と文化の香り漂う鮭料理

美人育てるえのき茸 六日町温泉

六日町温泉の朝ごはんは「えのき茸の煮浸し」。参加は8軒。

メニューを決めたのは地元旅館女将の会「あねさ会」、そして市役所に籍を置く「南魚沼市女子力観光プロモーション」の20代から70代までの総勢12人の女性陣。

えのき茸は食物繊維が豊富でノンカロリー。タンパク質やビタミンも多く含む食材。独特な食感を損なわないよう出汁で軽く煮付け、味わいや彩りを添えて仕上げる。シンプルな色合いだからこそ、盛り付けや器にも気を遣う。

親しまれる料理名で、長く伝承される、愛称を「あねさのえのき美人」と命名した。

六日町温泉

えのき茸の煮浸し

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