観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

バスツアーと産直フェアで昼神・阿智を体感 「日本のチロル」へも

地域の旬を巡る

昼神温泉郷周辺の魅力を語る上での一番手は自然、そして歴史。多彩なツアーや催しで“地域そのもの”を体感しよう。

昼神温泉観光局が主催する昼神温泉発着の半日バスツアーは、旬の自然と地域の歴史を巡るもので、今年で6年目。当初は採算が合わなかったこの着地型旅行商品も昨年は約5千人が利用し、現在では収益事業として確立した勢いのあるツアーだ。

夏からは7月に信濃比叡と金運上昇の白蛇見学の「園原の里探訪」、8月にトウモロコシ狩りを楽しむ「清涼のなみあい高原」を設定。秋は9月に天竜峡の渓谷美鑑賞、10・11月の木曽路・妻籠宿散策へと続いていく。

料金は大人1800円、子ども500円。毎日運行で、所要時間は9―12時ごろ。予約は前日の17時45分までに宿泊先のフロントへ。

問い合わせは、昼神温泉ガイドセンター 電話0265―43―3001。

自然と言えば、その恵み「食」も欠かせない。阿智村では昼神温泉郷はじめ村内の旅館ホテルで地産地消の取り組みが進む。観光と連携による村内の経済循環を生むべく5月から地産地消月間をスタート。キクイモなど地元食材を積極的に宿泊客に提供していく。

その象徴的なイベントが9月15―23日に昼神温泉朝市広場で開かれる「南信州産直フェア」。地元農産物の直売のほか、3年目の今年は旅行会社やバス会社向け団体プランを設定し、阿智村産のサツマイモの収穫体験やお米のすくい取りなども行われる。多くの人に地元の“旨味”を伝える。

南信州産直フェア

地元の農産物が集まる
南信州産直フェア

秘境・遠山郷を訪ねて

昼神温泉観光局が主催する「秘境・遠山郷ふるさとツアー」。標高800―1100メートル、傾斜約30度の急斜面に位置する集落「下栗の里」を訪ねるものだ。その特異な景観は「日本のチロル」とも称され、今も日本の原風景が残る。

下栗の里

約30度の急斜面の集落「下栗の里」

遠山郷は長野県南端、旧上村・南信濃村(現・飯田市)一帯。ツアーでは昼神地元ガイド「湯るガイド」の案内で、下栗の里のほか、南アルプスの山々を間近に望むしらびそ高原、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった国重文「霜月まつり」の映像が流れる「遠山郷土館」などを巡る。秘境の地特有の“未知の世界”を旅する。

ツアー期間は5―11月の毎週月曜。昼神温泉を8時30分発、14時15分着。料金は大人3980円、小学生以下1200円。昼食は「かぐらの湯」で自由食。定員20人で、最少催行人員は10人。予約は前日夕方までに宿泊先のフロントまたは昼神温泉ガイドセンターまで。10人以上の団体は別曜日でも運行可能。

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