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夏はファミリーで AR機能で旅充実「信州四季旅CP」

夏のテーマは「涼」 体験メニューで長期滞在

長野県は2012年度から「信州四季旅特別キャンペーン」を開始した。これまで秋だけに集中していた観光キャンペーンに、初めて通年で取り組む。4―6月は「花」、7―9月は「涼」、9―11月は「実り」、12―2月は「温もり」をそれぞれテーマにターゲット層を絞り、誘客する。

今夏のテーマは涼。ファミリー層をターゲットに、連泊から長期滞在需要の獲得に力を入れる。信州の夏の平均気温が大都市圏に比べ4―9度も低いことをアピールするほか、長期滞在期間中の体験メニューを紹介するキャンペーンサイトもオープンさせる。

信州には軽井沢をはじめ避暑を主な目的とした別荘地が各地に集積するなど、涼しさは折り紙つき。上高地、乗鞍高原、志賀高原、中央アルプス、白馬、黒部立山アルペンルートなど世界に誇れる山岳リゾートも点在する。

上高地河童橋

穂高連峰が美しい
上高地の河童橋

乗鞍高原

雲海と乗鞍高原エコーライン

志賀高原

志賀高原エリアの
四十八池湿原を歩く

秋のテーマは実り。女性層やシニア層を主な対象に食の魅力や着地型旅行商品情報を発信する。

信州サーモン、黄金シャモ、信州プレミアム牛は、いずれもこの数年で信州の名産に躍り出た郷土食のエースとなる素材だ。地酒や注目されはじめた信州産ワインと一緒に楽しみたい。

信州・長野県観光協会では、信州四季旅キャンペーンの開始にあわせ、PC版公式観光ウェブサイトと携帯サイトのコンテンツをリニューアルし統合した。特にスマートフォンサイトは「信州なび助」として一新。全県の観光エリアをAR(拡張現実)機能でカバーし、信州旅行を完全サポートする。

例えばスマートフォンやタブレット端末のカメラを風景に向ければ、山の名称などの風景情報や周辺の店舗や観光スポット情報が自動で表示される。旬の情報コーナーや検索機能も充実させた。

多言語版にも転用可能で、将来的にはインバウンド観光をサポートするツールとしての活用も期待できる。外国語の案内表示の不足が指摘される国内観光地だが、ARによって案内表示板の新設というコストをかけずに、外国人旅行者に観光情報を提供ができる。

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