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伊豆西岸のとっておき・松崎町(5) 春はフラワーツーリズム

田んぼの花畑と桜の競演

松崎町の春は田んぼの花畑から。3月上旬、那賀地区の5万2千平方メートルの田んぼがアフリカキンセンカなど6種類の花で埋まる。

アフリカキンセンカの開花を皮切りに、3月中旬にはルリカラクサ、姫金魚草、3月下旬から中旬以降にツマシロヒナギク、ヒナゲシ、矢車草が続き、2カ月間にわたって色とりどりの春の花を見ることができる。最終週となるゴールデンウイーク前半には、訪れた人に自由に花摘みを楽しんでもらう。

花畑があるのは県道下田松崎線に沿ったエリア。4月上旬には那賀川沿いに約6キロ続く1200本のソメイヨシノの並木も満開となり、桜と草花の競演となる。花畑越しに望む桜並木は、今では春の松崎を代表する景観だ。

花畑

花畑の向こうには満開の桜。
春の松崎の風物詩だ

ちょうどソメイヨシノが満開になるころ、第14回「伊豆松崎なまこ壁と桜のツーデーマーチ」が行われる。1月12、13日の「下田水仙ツーデーマーチ」で始まる「伊豆早春フラワーウォーキング」のフィナーレを飾るウォーキングイベントで、例年約500人が参加する。

2013年は4月6日(なまこ壁コース)、7日(那賀川桜コース)に開催する。なまこ壁コースは、10、20、30キロの3コース。なまこ壁のまち並みから、静岡県棚田10選に認定されている石部棚田、国指定重要文化財の岩科学校を歩きながら楽しむ。那賀川桜コースは桜並木と田んぼの花畑を楽しむ10、15、20キロの3コース。

子どもから高齢者まで体力に応じて気軽に参加できる。

事前申し込みの参加費はいずれも大人1500円、高校生以下300円。弁当や宿泊の申し込みもできる。

なまこ壁

なまこ壁の町並みも
松崎を代表する一風景

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