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伊豆西岸のとっておき・松崎町(2) 「火山の贈りもの」を海上から

町観光協会が「ジオサイトクルーズ」

松崎町観光協会が「松崎町ジオサイトクルーズ」を運航している。

ジオサイトとは地球活動の痕跡が特徴的に表れている地形や地質を指す言葉で、集積地をジオパークとして認定する動きが広がっている。伊豆の13町村では2011年に「伊豆半島ジオパーク推進協議会」を設立し、伊豆半島のジオパーク加盟を準備。今年9月、伊豆半島全域(静岡県部分)が、日本ジオパークネットワークから「伊豆半島ジオパーク」に認定された。

本州で唯一、フィリピン海プレートの上に乗っている伊豆半島は、プレートの北上に伴い火山活動を繰り返しながら本州に衝突し誕生した。こうした成り立ちを踏まえ、伊豆半島ジオパークでは、自らの土地を「南から来た火山の贈りもの」と称し、観光振興につなげる取り組みを始めている。

そのなかのひとつ、いち早くジオサイトを観光商品化したのが松崎町観光協会で、ジオサイトクルーズは今年2年目を迎えている。

ジオサイトクルーズ

地球のダイナミクスを体感

ジオサイトクルーズでは、海底火山から噴出した溶岩でできた弁天島、波が浸食した海食洞が特徴の牛着岩、柱状節理が見事は烏帽子山・千貫門などを大型クルーザーに乗って海上から望む。

所要時間は約1時間、土日祝日に運航する。料金は大人2200円、小学生・幼児1200円。定員は48人で10人以上の乗客で運航する。

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