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花々の彩り(3) 一輪挿しの美―伊東・小室山つばき園

2月16日から「つばき観賞会」

約200種類の椿を一輪挿しで展示する「つばき観賞会」が、伊東市の「小室山つばき園」で2月16日―3月10日に開かれる。期間中の土日曜日には、特産の「ぐり茶」を無料で振る舞う。開園は9―16時まで。

伊東市の花木は椿。温暖な気候に加え、東に相模湾、西に天城山系という地理的な条件が「潮風に強く、西日を嫌う」といわれる「椿」にとっては絶好の環境。なかでも小室山に隣接する1.5ヘクタールに1千種4千本の椿が植えられる小室山つばき園は種類、木の大きさ、花の咲く期間の長さの総合力で「日本一のつばき園」とされる。

小室山つばき園

4千本の椿が鮮やかに

早咲きの品種が10月中旬から見ごろとなり、遅咲き品種は5月末まで花を付ける。

つばき観賞会が終了すると次の主役は桜。「伊豆高原さくらまつり」が3月12日からはじまる。

伊豆急・伊豆高原駅周辺に200本植栽されている大寒桜から見ごろを迎え、桜のトンネル、大室山さくらの里へと、見どころを移しながら、約1カ月にわたり花見が楽しめる。例年、野外劇やコンサートなどのイベントもある。

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