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夏の安曇野はアートラインで芸術体験 周遊バスも活用

多彩なラインナップ「サマースクール」

安曇野アートラインは、安曇野市から白馬村までの約50キロに美術館が点在する、全国でも珍しい美術館集積地。夏は各館がワークショップや講演会など特別企画を開く「サマースクール」が恒例行事になっている。10回目を迎える今年も19館が多彩な企画でアートな夏を提案する。

これまで、すでに森のおうちなどで開催されており、今後は、西丸震哉記念館では7月30日―8月29日、「湖畔の祈りから再生への物語、祭が生まれる時」をテーマに「原始感覚美術祭」を開く。

安曇野ちひろ美術館は、今年も松川村と武蔵野美術大学と共同開催。今年はワークショップを通常の7月30日に加え、10周年を記念して翌31日にも設定。「おいしい記憶」をテーマにお話づくりなどに挑戦する。碌山美術館では8月1―3日、美術講座「粘土に親しむ」と題してテラコッタ作りに取り組む。

碌山美術館

碌山美術館では粘土細工に挑戦

北アルプス展望美術館は8月6日、俳優で水彩画家でもある榎木孝明さんを講師にギャラリートークとサイン会、スケッチ教室を。安曇野髙橋節郎記念美術館は8月20―21日、「漆の作品ができるんだ」と題して、漆塗りパネルに沈金技法と螺鈿技法を用いて2日にわたって作品を制作する。

安曇野観光は周遊バスで

安曇野を効率よくまわるなら「あづみ野周遊バス」がおすすめ。JR穂高駅を起点に観光スポットを結び、今年は新コースが登場し3コースに。運行は10月末まで。

「安曇野山麓コース」と「湧水群コース」は毎日運行。「安曇野山麓」は碌山美術館、Vif穂高、天満沢、松尾寺、有明山神社、アートヒルズ、国営アルプスあづみの公園を、「湧水群」は穂高神社、等々力家、大王わさび農場を周遊する。

新しく登場した「ちひろコース」は、期間中の土日祝日と7月16日―8月28日、9月17―25日に運行。大王わさび農場と松川村の安曇野ちひろ美術館を結び、髙橋節郎記念美術館も立ち寄る。

料金は1日乗車券1人500円。いずれもJR穂高駅発着。どの便も停留所以外でも乗り降りできるので(安曇野ちひろ美術館―髙橋節郎記念美術館間を除く)、気ままな旅にもってこいだ。

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