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屋島山上まで気軽に 高松市、ドライブウェイを無料化

源平合戦の舞台、より魅力的に

香川県を代表する観光地である屋島の山上につながる屋島ドライブウェイの通行料が7月から無料化された。

観光客の減少が続いてきた屋島には往復で乗用車630円、バスで2520円かかるドライブウェイの通行料が集客の足かせになっていたとして、高松市が無料化した。同市は民間企業からドライブウェイと山上駐車場を買い取り、所有権を同市に移し、歩行者や自転車などが通行できるように歩行者レーンや安全ポールなどを設置。来年4月には市道としてグランドオープンする。

山上の駐車場料金は有料になり、乗用車300円、バス1200円が必要となった。駐車料金は市道としての供用開始までの暫定的な料金となっている。通行時間はこれまでと同様、6時30分から22時まで。

同市では今後、屋島を魅力的な観光地にするため、山上でのイベントや山上拠点施設を整備するとしている。

屋島

屋島山頂から瀬戸内海の多島美を眺める

屋島は源平合戦の古戦場として知られる屋根の形をした溶岩台地。屋根型の山上からは瀬戸内海と一体となった高松市街や多島美が一望できる。源平合戦が行われた壇ノ浦周辺には平家が軍船を隠した「船隠し」、那須与一が扇の的の矢の命中を祈った「祈り岩」などの史跡が残っている。

屋島ドライブウェイは1961年に供用を開始。延長は約3.7キロ。屋島山上への唯一の車両用道路として利用されてきた。

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