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「うまさぎっしり新潟」 11月末まで秋の観光CP

「うまさぎっしり新潟」秋の観光キャンペーンが9月1日―11月30日まで開催されている。新潟県観光協会ではガイドブックと「新潟うまさぎっしりスタンプラリー」ブックの2つの冊子を配布し、秋の新潟観光の見どころや食を紹介、併せてプレゼント企画などで来訪を促している。

旬の風景、食べてほしい郷土料理ずらり

秋の観光キャンペーンガイドブックでは、エリア別に旬の観光情報や食べてもらいたい郷土料理を案内している。

【佐渡エリア】 タイトルは「海と空が迎える秋の佐渡旅」。海に向かって460枚の棚田が広がる「岩首昇竜棚田」の秋の写真が印象的。史跡佐渡金山、薪能イベント、大佐渡スカイラインからの紅葉観賞、食ではブリカツ丼、島内6つの酒蔵がある佐渡の酒の飲み比べを。

【新潟・阿賀エリア】 北前船で栄えた柳都新潟。かつて多くの堀端に植えられた柳の下を、座敷に向かう芸妓が行き交う風情から柳都。古町花柳界では今も芸妓が活躍する料亭文化が継承されている。

旧市場があった沼垂地区は、日本酒、味噌、醤油などの発酵・醸造業者が並ぶ「発酵の町」。老舗の酒蔵見学やクラフトビールを楽しめるブルワリーもある。

食は日本海の地魚を使った新潟の寿司の共通ブランド「新潟すし三昧 極み」。地魚にウニ、トロなどを加えた厳選の10貫に舌鼓を打つ。

白鳥の飛来地として知られる阿賀野市の瓢湖。国の天然記念物であり、湿原、沼沢地の国際保全条約ラムサール条約にも登録されている。飛来ピークの11月下旬、白鳥の数は5千羽を超える。

【湯沢・魚沼エリア】 秋の一押しは「燃えるような紅葉と、おいしいコシヒカリ」。水面と紅葉は、湯沢町の大源太湖で体験できる紅葉カヤックツアー。空から望む雄大な紅葉散歩は湯沢町の3大ロープウェイから。湯沢高原ロープウェイ、田代ロープウェイ、ドラゴンドラが連れて行ってくれる。

南魚沼市の飲食店46店舗では、南魚沼産コシヒカリに海産物や和牛をトッピングした丼を提供。「きのこ汁&新米おにぎりまつり」は八海山ロープウェイ山麓駅駐車場で10月7日―11月5日。

津南町の秋山郷や、十日町市では松之山地区の「美人林」の紅葉が見事。90年ほど前に植樹されたブナ林は、樹木の高さがそろい、その端正な佇まいから「美人林」。新緑や雪の美人林もいい。

秋山郷

秋の津南町は秋山郷の紅葉がおすすめ。
赤や黄色に大自然が染まる光景は秘境ならでは

美人林

十日町市松之山地区の「美人林」では
整然と並ぶブナ林が美しく彩られる

【妙高・上越エリア】 北陸新幹線の開業でアクセスが格段に便利に。上越妙高駅からは、2つの観光列車が秋の風景を走る。JR東日本が運行する「越乃Shu*Kura」は長岡や新潟へ。えちごトキめき鉄道の「えちごトキめきリゾート雪月花」は糸魚川間を。

あまり知られていないが、日本海に沿って走る「久比岐(くびき)自転車道」は、上越市虫生岩戸から糸魚川市中宿まで32㌔のサイクリングロード。旧国鉄北陸本線の線路跡地を整備し、国道8号に沿って日本海を望んで走る。レンタサイクルもある。

食はベニズワイガニ、日本最古のワイン蔵が現役で使われている「岩の原葡萄園」は、蔵の見学ができる。

【長岡・柏崎エリア】 越後三大紅葉ライトアップに数えられる名園のうち2つがこのエリアにある。長岡市のもみじ園、柏崎市の松雲山荘、これに弥彦村の弥彦公園もみじ谷をめぐるスタンプラリーは10月28日―11月23日。

柏崎のご当地グルメと言えば鯛茶漬け。かつて全国ご当地どんぶり選手権でグランプリを獲得している。

【弥彦・三条エリア】 新潟を代表するモノづくりの町といえば燕三条。金属加工の産地として世界にも知られる。金属加工の現場や加工体験ができるのも、このエリアならでは。10月5日―11月8日に燕三条で開かれる「燕三条 工場の祭典」ではモノづくりワークショップも多数行われる。

隣接する田上町には「にいがた庭園街道」にも入っている豪農の館「椿寿荘」がある。紅葉の見ごろは例年11月中旬。

【村上・新発田エリア】 2つの城下町は、まち歩き観光が人気。「えちご庭園街道」もここからスタートする。

「城下町村上町屋の屏風まつり」は10月15日まで。新発田市街では和菓子と蕗谷紅児の作品をめぐるスタンプラリーが通年で行われている。関川村の国指定重要文化財「渡邉邸」でも秋のイベントが行われる。

村上の食文化といえば鮭料理。月岡温泉では新潟県内の全酒蔵の地酒が購入できる「蔵」がまち歩きにアクセントを加えている。

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