平成最後の“カニ詣で” 但馬は浜坂、津居山2大水揚港
冬の食の王様を堪能せよ
北近畿一体、兵庫県但馬地方は今、カニシーズン真っただ中。山陰沖で漁獲される一大ブランド・松葉ガニの漁が終了する3月中旬まで、この活気は続く。宿泊拠点となる城崎温泉、湯村温泉にはファミリーやグループ客が大挙押し寄せ、温泉街には熱気が充満。冬のお祭りモード全開の但馬へ、平成最後のカニ詣でと行こう。
兵庫県但馬地方では山陰沖沿岸地域一帯でカニが水揚げされる。新温泉町・浜坂港は日本有数の松葉ガニの水揚げ量を誇り、「カニ元」を宣言しているほどのカニのまち。浜坂港では熟練の目利きが選び抜いた最上級のカニを青色のタグでブランド化している。湯村温泉へはこのカニを直送。新鮮な旨みが各宿で味わえる。
城崎温泉では近隣の津居山漁港のブランドガニ「津居山ガニ」が舌の肥えた食通をもうならせる。水揚げされて間もない新鮮なカニが旅館ホテルでお出迎え。外湯めぐりとあわせて温もりに満ちた冬の旅を楽しもう。
各宿では、カニをフルコースで提供。松葉ガニは素材そのもの美味しさを味わうことが一番だ。ゆで、焼き、蒸しとシンプルな調理法で、殻をむくと現れる繊細で輝く白い身をわしわしと味わう。噛めばほどよい弾力を感じながら濃厚な旨味、独特なコクが口の中いっぱいに広がる。
そしてカニすきを皆でつつき合うのがお決まり。オプションにカニ味噌や甲羅酒、カニの天ぷら、最後にカニすきで旨味が凝縮された雑炊。これ以上ない満足感が心を包む。
新鮮な旨味は現地でこそ。まだ間に合う。城崎へ、湯村へ繰り出そう。
北近畿兵庫但馬 旅のおすすめサイト
- 温泉街の賑わい創出 城崎温泉で旧旅館の建物や跡地を再生(19/01/11)
- 城崎温泉で「ステキ」な時間を過ごす 観光協会が体験旅行社(19/01/11)
- 「続日本100名城」で注目度UP 出石城跡(19/01/11)
- 但馬の小京都は「皿そば」(19/01/11)
- 温泉プラス癒しの時間 湯村の新名所「猫カフェ」(19/01/11)
- 気分は但馬杜氏 湯村温泉の宿泊者限定(19/01/11)
- 空の駅へ誘う香美町のシンボル 余部クリスタルタワー(19/01/11)