文人50人の「松江頌」が思うこと 「松江発見」
16/06/07
ひとことで松江を表現
元文藝春秋編集長で、現在は松江観光文化プロデューサーを務める高橋一清さんがこのほど一冊の本をまとめた。「松江発見―私が見た松江」。松江市を訪れた50人の文人たちが松江の印象を語り、ひとことで松江を表現したインタビュー集だ。50人の「松江頌」は松江に何を見て、何を感じたのか―。
登場するのは黒井千次、阿刀田高、浅田次郎、島田雅彦、林真理子といった名だたる文人たち。高橋さんによると、いずれもボランティアでのインタビューだという。文芸界に大きな貢献をした高橋さんだからなせるわざだろう。
各氏が松江への思いをひとことで語ると、単純に「湖のある町」「水の町」から「潤い」「水に浮かんだ水蓮の花」まで、ひとことでの表現は多彩。やはり水や和といった言葉を選んだ人が多いようだ。文人と言えどもひとりの人間として率直な言葉で感想が述べられていて、松江とは何ぞやというのがおぼろげながらイメージできる。
高橋さんいわく「このようなぜいたくなまちの案内本はほかにはないのではないでしょうか」。この本を読めば納得だ。
松江観光協会刊1千円(税別)。
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