観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

多彩なイベントで日本庭園の美伝える 由志園/松江

夏は庭園の涼がテーマ ユニークな企画も

松江市・大根島の由志園は大輪の牡丹の花咲く池泉(ちせん)回遊式の日本庭園。例年、企画展などイベントを次々に開き、日本庭園の美の魅力を伝えている。加えて観光施設としての魅力充実も多角度から推進。インバウンド急増の昨今にあって、日本文化を象徴する施設として存在感が高まっている。

同園が今プッシュするのは「ハイブリッド牡丹園」。日本有数の牡丹苗の生産地・大根島は日本、世界へ牡丹を輸出しており、全国の牡丹園をプロデュースするなど機能は拡充。その自負から、今年は牡丹と芍薬にテーマをハイブリッドの冠のもと庭園のコンセプトを打ち出した。花の旬は5月あたりまでだが、来年以降に期待が高まる。

由志園

大根島といえば牡丹。
春には3万輪の池泉牡丹が見どころ

6月1日―7月24日は花菖蒲とアジサイの季節がやってくる。「ブルーホワイトフェスティバル」と題して、旬の花々を愛でてもらう。6―8月は庭園ならではの涼を演出する「出雲の國の夏座敷」の開催や、抹茶スイーツフェア、涼風ミストで夏を満喫しよう。

7月から登場する新企画が「由志園で出会えるこびと」だ。園内で写真を撮影すると、大人から子どもまで人気の絵本「こびとづかん」のこびとたちがひょっこり登場するという不思議な企画。夏休みの子どもたちの楽しみとして期待度大だ。

そのほか、昨年1月に園内でのブライダルも始めたほか、今年1月には国内大手トイレ機器メーカーの最新フラッグシップモデルを使ったトイレが登場。「トイレカルチャー・イン・ジャパン」をうたい、訪日客にアピールするという取り組みにも挑戦している。食の面では園内の食事処「日本料理竹りん」では大根島産のそばで空腹を満たすのも夏の粋。

山陰島根 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ