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世界的写真家の世界観に迫る 植田正治写真美術館/伯耆

6月7日まで展覧会

鳥取県伯耆町の「植田正治写真美術館」は、鳥取県出身の写真家である同氏を顕彰するミュージアム。同氏の作品を約1万5千点収蔵、展示し、その芸術の神髄を伝えている。世界の写真界に大きな影響を与えた郷土の写真家の世界観は今も色あせることはない。

同氏は山陰に住みながら多くのモダニズム作品を発表。作風「UEDA―Cho(植田調)」の前衛的な作品を送り出し、世界から称賛され、フランス芸術文化勲章シュバリエ章も受章した。2000年没。

植田正治写真美術館

田園にあえて無機質な外観の建物を
置くことで氏の作風を表現

6月7日まで展覧会「音のないふたつの記憶―植田正治のヨーロッパ」を開催している。同氏の2度のヨーロッパ旅行の作品をまとめて1974年に刊行された写真集「音のない記憶」にまつわる同氏の写真家としてのこだわりに作品を通して迫る。

入館は一般900円。20人以上の団体は800円。開館時間は9―17時。休館は火曜だが5月5、6日は開館する。

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