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森林セラピーが"拡大" 智頭町が積極展開

企業、地域間連携も

鳥取県智頭町の「森林セラピー」が拡大を続けている。2010年に森林セラピー基地の認定を受けて以来、セラピーロードを町内各地に広げるとともに、企業向けのプログラムなどを開発。受け入れ対象を広げ、他地域との連携にも取り組んでいる。

町の9割以上を占める森林の活用を目的に始まった智頭町の森林セラピー。後発ながら、認定から5年あまりの間で様々な先駆的な取り組みを進めている。特に企業向けに産業医と連携し、復職支援プログラムや複合型ビジネスセラピーを設定した。すでに複数の企業の受け入れを試行し、大手企業との提携も本格化し始めている。

智頭町

森林で癒しを感じる

また、兵庫県有馬温泉の有馬ビューホテルとは包括連携協定を結び、智頭町のノウハウで有馬温泉の森でセラピー事業を行っている。山陰で森林セラピー基地の認定を受けている島根県飯南町とも連携し「山陰癒しの森」としてアピール。東京や大阪などのイベントに共同出展している。

智頭町では今後も森林セラピーをまちづくりの中核に据えると同時に、すでに注目を集めている「森のようちえん」なども加えて、子どもを安心して産めて育てられる「お産の里」としてIターンなど移住者の獲得を目指している。

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