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ぐるっとバスや多言語バス停 国内外客に便利な大歩危祖谷周遊

11月までの平日に運行

徳島県大歩危祖谷温泉郷の旅館ホテルと祖谷のかずら橋など観光スポットを巡回する「大歩危祖谷ぐるっとバス」の運行が10月1日に始まった。11月までの平日に運行する。

サンリバー大歩危、大歩危峡まんなか、JR大歩危峡駅、秘境の湯、ホテル祖谷温泉、ホテルかずら橋などで乗降でき、道の駅大歩危や平家屋敷、国ヶ滝、かずら橋にも立ち寄る。JR大歩危駅も停車、下り始発と上り最終便はJR阿波池田駅発着となるため、列車利用客にとっても便利になっている。

祖谷のかずら橋

バスで立ち寄る「祖谷のかずら橋」

利用特典として各旅館ホテルの日帰り入浴の割引やかずら橋、妖怪屋敷利用料の割引もつく。

料金は1日乗り放題で1人1千円。2日間なら1500円。定員は27人。

訪日客の満足度向上へ

急激に増えゆく訪日外国人客。なかでも欧米客は田園や山間など日本固有の生活文化が息づく、いわゆる田舎に魅力を感じる傾向が強くなっている。「日本の原風景」が残る大歩危・祖谷地区もその例に漏れず、過疎地ながら路線バスの乗降客が増えるなど訪日客の増加が数になって表れ出している。

大歩危・祖谷で路線バスを走らせる四国交通は7月から、かずら橋や大歩危などバス停12カ所の表示板に英語、中国語、韓国語の表記を加え、かずら橋ではQRコードで運賃などを表示するなど多言語対応を強化。地域一体で「おもてなし」の質を高め、訪日客のリピーターを獲得しようという考えだ。

今後も多言語表記やQRコード対応のバス停を増やしていくという。

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