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新生・丹鉄が発車 多彩な企画乗車券設定

旅・地域の足として活性化期待 観光列車も継続

福知山と丹後エリアを結ぶ北近畿タンゴ鉄道(KTR)からウィラー・トレインズが鉄道運行事業を引き継ぎ、「京都丹後鉄道(丹鉄)」として4月1日に再スタートを切った。生まれ変わった「海の京都」の旅の足に期待が集まる。

KTRはインフラを保有し、ウィラー・トレインズは運行などソフト面を担う「上下分離方式」。赤字がかさんだ路線の再生に、高速バス事業に実績を持つウィラー・アライアンスが名乗りを上げ、地元の足の維持と地域活性化に取り組んでいくことになった。

丹鉄は、週末ファミリーパスのほか花見や祭りなど沿線の旬に合わせたフリーパスなど多彩な企画乗車券を設定。これが奏功し、開業後15日間の利用は前年比104%、なかでも特急利用は同113%を記録するなど上々の滑り出しとなった。5月31日には鉄道と地域の魅力を伝えるイベント「大丹鉄まつり」を開くなど地域の盛り上げにも一役買っている。

観光列車の運行も継続。日本海側の西舞鶴―豊岡間を走る「あかまつ」、福知山から天橋立へ大江山中を走る「あおまつ」はいずれも毎日運行で、沿線の自然を楽しませる。「くろまつ」は沿線の味覚を使ったスイーツ、ランチ、ディナーをテーマに金土日祝に運行。丹後の食が詰まった最上級の列車だ。

くろまつ

最上級の「くろまつ」は週末運行

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