「海の京都博」初開催-知と遊の冒険で地域体感 11月15日まで
クルーズやまち歩き 470万人来訪見込む
「海の京都博」は7月18日―11月15日まで開かれる。京都府北部7市町(福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町)のエリア内全域を舞台に、歴史文化や食といった地域の風土を体感できるイベントを展開し、「海の京都」観光の魅力を伝えていく。
同博は「海の京都」事業を展開する府と7市町などでつくる「海の京都博実行委員会」が主催。サブタイトルに「さあ、知と遊の冒険へ」を掲げ、オープニングを飾るメーンイベントから始まり、期間中は同事業で設定している各市町の観光の中心地「戦略拠点」でのコアイベントや、地域をめぐるコンセプトツアー、地域内で行われる祭事を絡めて展開していく。11月のテイクオフイベントで締めくくり、以後は同博で得た成果をブランド観光地としての確立につなげたい考えだ。期間中のエリア内への来訪者は約470万人を見込んでいる。
7月18日の宮津市での開会式典で開幕。翌19日にはメーンイベントとして京丹後市の夕日ヶ浦・浜詰海水浴場でウォータープロジェクションショーを開く。海上に噴水で「水のスクリーン」を作り、「海の京都」に伝わる神話をモチーフにした映像を投影し幻想的な世界を演出する。
コアイベントは、宮津市=天橋立で周遊クルーズやライトアップ「海のみやこの物語」(10月25日まで)▽舞鶴市=市内一帯でまち歩きや体験ツアー「まいづるまち博」(9月27日まで)▽京丹後市=久美浜や夕日ヶ浦、小天橋でビーチスポーツフェスや宝探しイベント「UMI×MACHI―京丹後旅博」(10月末まで)▽伊根町=舟屋の風土を楽しんでもらう「ウォーターフロント伊根博覧会」(7月11日―8月9日、10月17、18日)▽与謝野町=ちりめん街道でフォトラリー「ゆるりartなお宝探し」(11月15日まで)▽福知山市=市内のスイーツ店めぐりなど「丹波福知山スイーツフェスティバル」(9月中旬―10月中旬)▽綾部市=市中心部でのスタンプラリーやイベント「綾のまちめぐりフェス」(10月17日―11月15日の土日祝)。
コンセプトツアーも多彩に用意している。。宮津は天橋立周辺の古社古刹、舞鶴は海軍ゆかりの町並み、京丹後は自然と歴史スポット、伊根は舟屋文化、与謝野は丹後ちりめんゆかりの地、福知山は明智光秀が築いたまち、綾部はグンゼから大本の町並みをそれぞれ訪ね歩くコースを設定している。
同博のラストを飾るテイクオフイベントは11月10日、綾部市の中丹文化会館で開かれる「ミュージックフェスティバル」。ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが演奏を披露する。
そのほか、期間中は既存の祭事も含め100以上のイベントをエリア内で開催。交通機関と連携しての企画切符や周遊プランも発売し、同博を盛り上げていく。
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