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食通もうならすご島地グルメ(1) カキ・イカ・カニ-旬の幸に舌鼓

旬の海の幸でまんぷくに

離島ならではの自然環境は当然のように食の幸をもたらしてくれる。新鮮な魚介類、牛肉、清廉な水と海山里の旨味がたっぷり。さらに隠岐固有の生活文化がここだけの味を生み出す。島の住民にとっては「当たり前」の味覚が旅人にとっては「宝石」に見える。隠岐のご島地グルメが旅人を待つ。

まずは魚介類。隠岐周辺の海域は暖流と寒流が交わり、栄養分と旨味十分の魚介が集まる天然の良港だ。ここで採れた新鮮な魚は旅館ホテルや食事処で刺身盛りや海鮮丼で心ゆくまで楽しめる。

刺身盛り

旅館ホテルで新鮮な魚介を刺身で

旬は3―6月が岩ガキ。3年をかけて育ったカキは栄養と滋味豊かで「海のミルク」を超えて「海のチーズ」と評されるほどだ。8―10月は白イカ。隠岐では1年を通してイカ漁が盛んだが、島民が一番好むのがこの時期。白イカの強い甘みと柔らかな食感が舌を魅了する。冬に入ると日本海はやっぱりカニ。「隠岐松葉ガニ」は高品質のものだけを選別したブランドガニで、その濃厚な味わいにファンも多い。

旬を過ぎても冬の寒シマメ(スルメイカ)は年中食べられる。海士町では特殊な冷凍技術を確立し、いつでも楽しめるようになった。新名物「寒シマメ漬け丼」は寒シマメを肝醤油で漬け込み、冷凍。これをご飯の上に乗せ、卵と絡めてかきこむのだ。寒シマメ特有の甘さと弾力がたまらないうまさを放つ逸品だ。菱浦港の船渡来流亭でだけ味わえたが、マリンポートホテル海士でも提供を開始。団体の昼食メニューにおすすめ。

寒シマメ漬け丼

「寒シマメ漬け丼」は
海士町で年中味わえる

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