JR四国の観光列車「予土線3兄弟」(3) 沿線地域を盛り上げろ
14/05/20
“兄弟”増えて
予土線3兄弟を乗り継いだのは、JR四国大阪営業部が3月31日―4月1日に実施したプレスツアーでのこと。大阪から愛媛県宇和島までの約5時間、瀬戸大橋から見下ろす瀬戸内海、西日本一の高峰・石鎚山など車窓風景を楽しみながらだと、あっという間。
到着した宇和島市では「じゃこ天」と「宇和島鯛めし」を美味しくいただいた。急斜面に石を積み上げた段畑も美しかった。宇和島市観光協会の得能政史さんは「来年は伊達政宗の長子秀宗が宇和島城に入城して400年を迎え、記念祭を行います。予土線に乗る企画をぜひ旅行会社に」と話していた。
予土線には春、秋に自転車をそのまま持ち込める「サイクル四万十号」も運行する。3兄弟をはじめこうした取り組みが沿線地域、鉄道観光をどんどん盛り上げてくれることを期待したい。そしてさらに兄弟が増えていくこと願う。
(鉄チャンあらしん)