世界に誇る山岳観光ルート 立山黒部アルペンルートを行く
ケーブルカーやトロリーバス乗り継ぎ絶景の旅へ
立山黒部アルペンルートは、西は富山県側、東は長野県側、そして立山を挟んで北西側と南東側で異なる趣を持つ。東西南北で風景も風土も違う、実に多彩な魅力を兼ね備えた山岳観光ルートだ。西から東へルートを縦断してみよう。
富山市・富山駅から富山地方鉄道で立山駅へ。ここがスタート地点となる。立山ケーブルカーでまずは原生林に囲まれた美女平へ、立山高原バスに乗り換え30分ほど走ると、標高1930メートルの弥陀ヶ原に到着する。弥陀ヶ原高原やカルデラ展望台が見どころ。
ここから20分で標高2450メートル、室堂に。日本最高所の駅で、春の「雪の大谷」などもあり、まずはここを拠点にしたい。
立山トンネルトロリーバスに乗って、立山越えを果たすと、大観峰だ。断崖絶壁に立つ駅展望台から黒部湖などを見下ろす、ルート屈指の大パノラマが広がる。ここから黒部平までの立山ロープウェイでは眼下一面にパノラマの自然景観が広がり、春夏の新緑、秋の紅葉と季節の美しさが目に飛び込む。黒部平園地での高山植物の観賞も欠かせない魅力だ。
黒部ケーブルカーに乗り継ぎ、黒部ダム・黒部湖へ。日本最大のアーチ式ダムは高さ186メートルで、ダムと立山連峰から北アルプスの景観の雄大さは世に知られるところだ。6月26日―10月15日に実施される観光放水は毎秒10トン以上もの水量が豪快に放水され、轟音と舞い上がる水しぶきは大迫力。
黒部ダムからは関電トンネル電気バスで長野県側の玄関口・扇沢まで。特急、路線バスで大町温泉郷へ向かい、旅の疲れを癒すのがいい。
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