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観光列車で行く「山の信州」 風景と地酒、地ワインに酔う

「ろくもん」や「おいこっと」 長野県は観光列車の宝庫

信州まで移動するために乗る列車ではなく、信州到着後に乗る、主に信州しか走っていない観光列車。車窓から「山の信州」を眺め、車内では地元の食に舌鼓を打ち、地酒やワインに酔う。

しなの鉄道の軽井沢−長野間を走るグルメ&ワイン列車「ろくもん」。真田一族の家紋「六文銭」からのネーミングで、外観は真田幸村の「赤備え」の赤に、真田家の家紋「六文銭」を配している。水戸岡鋭治さんがデザインした。

運行日には、軽井沢発2便と長野発1便の3便を運行。片道約2時間で両駅間を結ぶ。食事付きプランが中心で、便によって、地元著名店の洋食や和食会席、信州ワインと創作料理が出される。いずれも料金は乗車料込みで1万4800円。

ろくもん

真田幸村の赤備えに家紋の六文銭をあしらった
「ろくもん」。軽井沢—長野間を走る

JR飯山線では「おいこっと」が長野−十日町を約2時間半で結ぶ。萱葺き屋根の民家や、襖や障子をイメージした外観に、古民家風の内装デザイン。列車名の「おいこっと」は、東京の真逆にある田舎を表そうと、TOKYOを反対から読んだもの。列車は、千曲川沿いや里山、田園など田舎らしい風景の中を走る。「おいこっとあてんだんと」が乗務し、野沢菜の漬物パックでもてなしてくれる。

JR信越本線・篠ノ井線と大糸線の長野−南小谷間に運行するのは「リゾートビューふるさと」。大きな車窓からの眺望や、各車両のモニターで運転席からの映像も楽しめる。見どころは、北アルプスの山々や「日本三大車窓風景」の一つ姨捨の景観。6、7月は金土日を中心に1日1往復、8月はほぼ毎日運行する。

長野−姨捨間には、姨捨駅からの夜景を見に行く「ナイトビュー姨捨」が金土曜日を中心に運行する。

JR小海線では、2年前に観光列車「HIGH RAIL1375」がデビューした。小海線がJR線の標高最高地点1375メートルを通ることから、コンセプトは「天空にいちばん近い列車」。沿線の八ヶ岳の風景と星空をイメージした外観に、星座をあしらった座席、車内ギャラリーには半球型ドーム型天井を配し、星空映像を映し出す。

運行日には小渕沢−小諸間を片道2時間−3時間半かけて、1日1往復半する。1往復半目の小淵沢18時17分発は星空号と名付け、野辺山駅に約50分間停車し、小海線沿線の星空案内人による星空観察会を行う。金土日曜日を中心に運行する。

長野電鉄の長野−湯田中間には「特急ゆけむり のんびり号」が走る。車内では、通常運行では難しい撮影スポットで写真を撮ることができる。定期運行列車が通過する撮影ポイントで徐行や停車する。北信州の田園風景を、時間をかけ、ゆっくり走る特急電車だ。

車両は、旧小田急ロマンスカー。車内では観光案内、エリンギ寿司やおやきなど北信州特産の味を販売している。土日祝日を中心に片道約70分、1日1往復する。全席自由席で、通常運賃に特急券100円が必要。

毎週土日には一部車両を、北信濃ワインバレー列車として運行。沿線ワイナリー数社のワイン6−8種類を飲み比べられる。しかも飲み放題。ワインのつまみに弁当をセットして大人6千円。

アルピコ交通の上高地線・松本−新島々間には「萌え鉄」が走る。同線のイメージキャラクター渕東(えんどう)なぎさが描かれたラッピング車両で、「なぎさTRAIN」の愛称で親しまれている。渕東なぎさはアニメ風の美少女で、いわゆる萌えキャラ。オリジナルグッズもある。

上田電鉄の別所線・上田−別所温泉間を走るのは「さなだどりーむ号」。上田市真田を故郷とする真田氏の「赤備え」をイメージした赤が基調のカラーリングに六文銭が描かれている。

土日祝日、夏休みには、上田女子短期大学の学生ボランティアによる車内ガイドがある。着物・袴姿で乗車し、片道約30分の間、沿線の観光ガイドを行う。ガイドがあるのは、1日4便。

さなだどりーむ号

「さなだどりーむ号」は上田女子短大の学生
ボランティアによる車内ガイドも魅力の一つ

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