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客室、レストラン、屋号-装い新たに 摩周/月岡温泉

蕗谷紅児の浴衣でまち歩きも

月岡温泉の摩周は今年4月、全客室をリニューアルしたほか、新たにオープンキッチンスタイルのレストランを新設した。あわせて屋号を従来のホテル摩周から摩周へと変更した。

4タイプ全35室の客室は、従来の2室を1室に改装した、ゆったりとしたファミリーユース仕様が13室。和室、リビングルーム、ベッドルームで構成している。うち8室は半露天風呂が付いている。

同館が標準客室と呼ぶ10―17畳の客室も、すべて内装をブラッシュアップ。休館日ゼロで乗り切った。

2階にオープンしたレストランは、摩周の新たな顔。カウンター越しのオープンキッチンと楕円のテーブルが印象的だ。

摩周では、挿絵画家・詩人の「蕗谷紅児」が作品をデザインした浴衣を作成し、宿泊客に月岡温泉のまち歩き用に貸し出している。石塚正行社長は、「温泉街を歩く楽しさを演出し、街に活気を取り戻すお手伝いをしたい」と話し、温泉街の飲食店やスナックなどにも声をかけ、金券で買い物や飲食ができる仕組みも作った。

摩周

浴衣で温泉街散策へ

蕗谷紅児は地元、新発田市の出身。絵画「花嫁」や「花嫁人形」の詩などで知られ、大正から昭和にかけて活躍した。数々の作品から「大正ロマンの少女文化を花開かせた人物」と評価されている。

蕗谷紅児記念館へは月岡温泉から車で20分ほど。入館料は大人500円。

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