早咲き桜の淡紅色を愛でる 2月10日から「河津桜まつり」
15/12/11
マザーツリーも見どころ
河津町の河津川周辺を会場に2016年2月10日―3月10日の1カ月間、第26回「河津桜まつり」が開催される。見どころは、河津川の河口付近から上流に向かって約3キロにわたり続く河津桜の並木。そして町民の手で大切に守られている桜並木の原木とされる樹齢60年のマザーツリー。今や全国に拡散する河津桜だが、原木はここにあるただ一本。河津桜のルーツを訪ねれば、河津町から、やってきた河津桜への思い入れも深まるはずだ。
この原木、出自も明らかで河津町の飯田勝美氏(故人)が1955年2月に、河津川沿いの雑草の中で芽咲いている苗を見つけたものだという。
飯田氏が自宅の前に移植した河津桜は、ようやく1966年ごろに開花し、1月下旬ごろから約1カ月、淡紅色の花が近隣の人々の目を楽しませた。この桜がその後、河津川沿いに増植され約3キロの桜並木をつくることになった。
例年、河津桜は2月上旬に咲き始め、開花期間も1カ月ほどと日持ちがいい。
期間中は多数の露店が出店し、河津町民のコーナーでは、地場の農作物や海産物、加工品などが販売される。ミニコンサートやご当地グルメフェア、伊豆の踊子との記念撮影会などが開かれる。ライトアップする夜間まで花見ができる。
早咲きの桜を楽しもうと、河津桜まつりには、毎年、全国から多くのバスツアーや個人客が訪れる。例年70万人以上が訪れ、早春の伊豆観光を盛り上げている。
静岡伊豆 旅のおすすめサイト
- 熱海市観光協会【熱海市】
- 伊東観光協会【伊東市】
- 稲取温泉旅館協同組合【東伊豆町】
- 熱川プリンスホテル【東伊豆町】
- 河津町観光情報【河津町】
- 下田市観光協会【下田市】
- 西伊豆町観光協会【西伊豆町】
- 松崎町振興公社【松崎町】
彩りあざやか伊豆の早春 記事一覧
- 2つの世界遺産と花 伊豆の唯一無二を観賞する
- 世界遺産・韮山反射炉 ガイドツアーで深く知る/伊豆の国
- 熱海の早春は梅、桜、花火 年明け早々「梅まつり」
- 艶やか熱海芸妓 「華の舞」で芸に魅入る
- 大室山の山焼きと椿 伊東の春の風物詩
- 早咲き桜の淡紅色を愛でる 2月10日から「河津桜まつり」
- 相模湾一望の露天風呂 今井浜「舟戸の番屋」/河津
- 稲取温泉伝統のつるし飾り 艶やかな雛で節句を祝う
- 湯けむり熱川温泉 クリスマスは「花火ファンタジア」
- 「夕陽日本一」を宣言 堂ヶ島などスポット紹介/西伊豆
- 300万本の大群生と灯台と 爪木崎で水仙まつり/下田
- 5万平米の花畑 3月から色とりどりの"春"/松崎
- 手ぬぐいスタンプラリー 「伊豆花遍路」3月末まで