新潟の春を肴に一献(4) 雲蝶と木喰上人
13/04/03
匠の技を目に焼き付けたい
最後に匠。前回DCにおける最大の発見の1つは、江戸後期の職人で越後のミケランジェロと呼ばれる彫工・石川雲蝶だった。彫刻や襖絵、漆喰などの作品が魚沼市を中心に寺院に残されている。
この春、雲蝶の作品とともに話題になりそうなが、一木造りの微笑仏(みしょうぶつ)を刻んだ木喰(もくじき)上人の作品群。全国を旅しながら千体以上の仏像を彫り、8年滞在した新潟には寺院などに奉納した260体の木喰仏が残されている。小千谷市や長岡市の寺院で見ることができる。