新潟の春を肴に一献(3) レルヒさんと雪
13/04/03
世界的な豪雪地帯で春スキーと残雪ハイク
日本のスキー発祥の地である新潟。マスコットキャラクターとして人気のレルヒ少佐(オーストリア・ハンガリー帝国)が、今の上越市高田で軍事教練としてスキーの指導を始めたのが1911年1月。今から102年前のこと。
世界的な豪雪地帯でもある新潟県ならでは、4月でも営業しているスキー場は多い。なかでも積雪が多い奥只見丸山スキー場(魚沼市)は今シーズのオープンを3月30日に予定している。
スキーやスノーボードだけではなく、残雪のスノーシュートレッキングや残雪と木々の新緑を同時に楽しむ残雪の里山ハイキングが提供できるエリアも広いのも新潟の特徴。
雪は遊びの対象になる以前から、新潟の食文化や豪雪に耐える太い梁と柱でできた建築様式にも大きな影響を与えてきた。
うまさぎっしり新潟を追求するなかで、食材の保存に使われてきた雪室の利用は、うまみを凝縮する雪室食品として再び注目を集めている。