新潟の春を肴に一献(2) 花の島・佐渡
13/04/03
季節追い旬の花々が新潟を彩る
新潟の春から初夏は、気温0度から30度の世界。雪解けの雪割草やミズバショウから初夏を代表するカンゾウまで、時期ごとエリアごとに花の季節を迎える。
雪割草は新潟県が指定する県の草花。長岡市から日本海側の柏崎市にかけては3月上旬から約2カ月間、越後雪割草街道が見どころをつなぐ。
上越市・高田公園は桜。ライトアップされる高田城の三重櫓と4千本のソメイヨシノ、3千個のボンボリがつくりだす景色は日本三大夜桜に数えられる。
佐渡の大野亀・二つ亀はミシュラン2つ星。大野亀の50万株のカンゾウは例年5月下旬から6月中旬が見ごろ。雪割草、カタクリ、ヒトリシズカなど、花の種類と量の多さで花の島とも呼ばれる佐渡。タヌキより大型の野生動物がいないために食害がなく、今でも花が増え続けている。
新潟県観光協会では県内の花カレンダーをつくり、開花情報などをウェブで発信していく。