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【東伊豆】伊豆の風物詩「雛のつるし飾り」 稲取温泉で3月末まで

伊豆半島東岸に位置し稲取温泉、熱川温泉など海岸線に温泉が連なる東伊豆町。今やすっかり春の伊豆の風物詩となった稲取温泉の「雛のつるし飾りまつり」が3月31日まで温泉街にある「雛の館」をメーン会場に開かれている。

雛のつるし飾りまつりは今年で14回目。稲取発祥の雛のつるし飾りは、まつりの人気で知名度もあがり、今や飾り雛の1つのスタイルとして全国に広まった感がある。ただし、元祖はあくまで稲取。飾りの規模だけでなく歴史性、必然性で「見に行く価値」に陰りはない。

稲取では江戸後期には雛のつるし飾りが盛んだったと伝えられる。お雛様を買えない家庭が手作りの雛飾りで子どもの節句を祝おうとしたのが始まりとされる。

雛のつるし飾りまつり

稲取春の風物詩「つるし飾り」。
華やかな雛祭りを祝いたい

期間中、雛の館では日本三大つるし飾りの酒田や柳川の「さげもん」も展示。地域による違いに触れるのも面白い。3月3日には伝統的なつるし飾りを競うコンテストの発表会もある。入館料は300円。大型バスも駐車できる。

「語り部と歩く雛のつるし飾りめぐり」は約2時間の行程で料金は1千円。つるし飾りの制作体験教室は年間を通じて行っている。

問い合わせは、稲取温泉旅館協同組合 電話0557―95―2901まで。

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