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【熱海】芸妓は今も熱海の華 毎週土日は舞台と交流

かつて日本の温泉街の華は芸妓といわれた時代があった。鍛錬を重ねた芸で宴席を盛り上げ、長期の滞在も飽きさせないエンターテイメントとしての役割を果たしてきた。時代が移り、全国的に芸妓の残る温泉街が激減するなか、熱海温泉には今も見番が残り、芸を磨く歌舞練場がある。

芸妓も歌舞練場も保存されているのではなく、今も熱海温泉の楽しみの1つとして機能している。芸妓たちは様々なイベントに参加し、観光客向けに恒常的に舞台を務めることで、熱海の観光振興の一翼を担っている。

毎週土日曜日の11時―11時30分に行われている「湯めまちをどり華の舞」も、芸妓たちが取り組む「観光イベント」の1つ。観光客を対象にしたもので、予約制で芸妓の舞台を楽しめるだけでなく、舞台鑑賞後は交流の場もあり芸妓との会話や記念撮影もできる。

ほんの短い時間で気軽に華やかな舞台を楽しめるとあって特に女性客に人気があり、芸妓にとっても芸を磨き、今の旅行者のニーズを感じ取る場として今や欠かせない場となっている。

観覧料は1300円で、お菓子とお茶が付く。

こうした日ごろの稽古やお座敷、舞台の集大成が4月28―29日の2日間開かれる第22回「熱海をどり」。両日とも2回公演で料金は4千円(前売り3500円)。

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