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【伊東】小室山に日本一の椿園 伊豆高原では桜まつり

伊東市の花木は椿。温暖な気候に加え、東に相模湾、西に天城山系という地理的な条件が「潮風に強く、西日を嫌う」といわれる「椿」にとって絶好の生育場所を提供した。市内には多くのやぶ椿の自生地がある。

そうした伊東市にあって椿の名所となっているのが小室山に隣接する小室山つばき園。1.5ヘクタールの園内には1千種4千本の椿が植えられ、種類、木の大きさ、花の咲く期間の長さの総合力で「日本一のつばき園」とされる。園内から富士山を望めるつばき園でもある。

伊東の椿

伊東の椿は今が見ごろ。
富士山を背景に赤が映える

早咲き品種が揃っていることから、椿は9月末から咲き始め、遅咲き品種が5月末まで花を付ける。見ごろは2月上旬から3月末にかけて。

3月13日まで園内の「つばきの館」で、約200種類の椿を一輪挿しにて展示する「つばき観賞会」が開かれている。期間中の土日曜日には、甘酒の無料サービスもある。開館は9―16時。

3月を過ぎると伊東の花のバリエーションに桜が加わる。今年の伊豆高原桜まつりは3月5日から4月3日の約1カ月にわたり開催される。桜まつりは大寒桜、桜のトンネル、大室山さくらの里と見ごろ、見どころを移しながらの3部構成で、例年、野外劇やコンサートなどのイベントが桜まつりを盛り上げる。

まず、伊豆急・伊豆高原駅周辺に200本植栽されている大寒桜から見ごろを迎える。

伊豆高原の桜

伊豆高原の桜は3月上旬―4月上旬が見ごろ

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