京都岡崎 桜と新緑愛で疎水を優雅に―十石舟めぐり
京都観光の春の定番 3月24日―5月6日
京都の春恒例の「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」が3月24日―5月6日に運航される。京都市左京区・岡崎エリアを流れる琵琶湖疎水を舟で優雅に進み、桜と新緑に彩られた古都の春の風情を体感しよう。
京都府旅行業協同組合や京都市でつくる岡崎桜回廊十石舟めぐり実行委員会が運航する。官民連携で2003年にスタートして以降、夜間運航や周辺散策プラン、インバウンド対応など様々な企画を打ち出し、年々乗船客数が増加。京都観光の春の定番として定着した。
昨年は44日間の運航で過去最多の2万570人が乗船。京旅協では好調の要因として、運航開始を例年より30分早めて8時からにしたこと▽ウェブ事前予約システムが好評で散策ツアーやオプショナルプランを含め期間中約2600件・6700人が利用したこと▽乗船者数が減少する新緑時期の誘客を強化したこと―などを挙げている。
十石舟めぐりは、南禅寺船溜り乗船場から夷川ダムまでの琵琶湖疎水を行くコースで、往復3キロを約25分で楽しむ。疎水沿いの並木「桜回廊」が桜や新緑に彩られ、春の風情が漂う中、船旅を楽しんでもらう。なかでも朱色の大鳥居の向こうに見える平安神宮と桜、新緑のコントラストは最大の見どころだ。
運航は9時30分―16時30分で、15分ごとに出発。繁忙期は17時30分までに延長する。料金は大人1200円、小人600円、幼児300円。
疏水沿いの桜回廊がライトアップされるのに伴い、3月30日―4月10日は夜間運航も実施。運航時間を8時―20時30分まで延長し、夜桜の風情に浸ってもらう。
また、十石舟めぐりと周辺散策を組み合わせたツアープランを今年も実施。例年、南禅寺や無鄰菴、哲学の道、東山・祇園などのコースを、京都通のガイドとの散策や京料理のランチオプションをセットにした人気企画だ。今年は「プレミアム散策」コースも登場させ、魅力と選択の幅を強化する。
ウェブ予約は2月26日に開始。詳しくは京旅協ウェブサイト「京りょ」(http://kyoto-tabi.or.jp/)へ。
問い合わせや団体予約は、京都府旅行業協同組合 電話075―321―7696。
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