個性際立たせるリニューアル 伊勢鳥羽志摩エリアの旅館ホテル
宿泊価値を創出する客室 寛ぎ滞在促すパブリック
伊勢鳥羽志摩エリアには、個性豊かな旅館ホテルが並ぶ。各館のリニューアルなど最新情報を紹介しよう。
【しんわ千季戸田家(鳥羽市)】 7月13日に、2022年から進めてきた工事を完了しリニューアルオープン。22年12月には「嬉春亭」上層階の天空露天風呂付き和洋スイートなど全17室を「わたつみ(海神)の章」として誕生させたほか、同時期に日本庭園「三心流枯山水」、海の見えるデッキテラスを新設した。
23年には南館の「きらら和洋室(14室)」と男女大浴場を改装している。今回の改装では、嬉春亭の男女大浴場と6―10階の和室「海人(あま)の章」をリニューアル。喫煙者ニーズに応えた嬉春亭6階フロアを除き、全室禁煙とした。
【鳥羽国際ホテル 潮路亭(鳥羽市)】 11月―25年2月、冬季限定で露天風呂「パールオーロラ風呂」の湯をゴールド色に変える。真珠由来の成分を配合したパールオーロラ風呂は、岩風呂と丸い形の2種類の浴槽があり、真珠とアコヤ貝から抽出した希少な真珠の恵みから輝く肌を導いている。岩風呂の湯は11月からゴールド色の「潤(Uruoy)」に変更。保湿効果に加え、皮膚の表面にベールを作ることで入浴後の保温効果が期待できる。
「湯冷めしにくくなり、冷え症や肩こり、腰痛のある方におすすめ」と同館。
【鳥羽胡蝶蘭(鳥羽市)】 3月にやさしさと癒やしがテーマの和洋室(禁煙ルーム4室、和洋室タイプ「月客室」)をリニューアルした。同客室では、夕食は和室の椅子・テーブルで食べられる。洋室にはシモンズのセミダブルベッドを2台用意。また、月をテーマに地元作家が伊勢和紙に描いた作品を装飾している。風呂は、床から泡が出るバブルバスを設けるほか、窓は全開できる設計で海風を感じながら露天風呂気分を満喫できる。
「料理長自慢の繊細な創作会席料理や海と対話する渚の露天風呂など、都会の喧騒を離れた宿でゆっくりとくつろいでほしい」としている。
【扇芳閣(鳥羽市)】 7月にジュニアスイートルームの新設や森のプレイネストや屋内プレイスペースを設けるなど多世代・多家族が楽しめる旅館にリニューアル。
【季さらOneness(鳥羽市)】 24年7月、全3棟にサウナと水風呂を新設。サウナはロウリュウも行う本格的なもので、同館では「心身ともにリフレッシュしてほしい」としている。朝食の部屋食対応も始めた。
【季さら別邸 刻(同)】 2月からセンターハウスのダイニング利用者に、飲料(アルコール含む)を自由に楽しめるオールインクルーシブサービスの提供を始めた。季さらグループでは8月から、25年新年を彩る特別なおせち料理の予約を開始している。
【旅荘 海の蝶(伊勢市)】 今年6月1日に開業20周年を迎え、3月に個室食事処「結」を2階に完成した。結の名は、地元の食材や文化、そして人々をつなぎ、訪れるすべての人に素晴らしい体験を提供することを目指して名付けられた。会場に進む途中にはライブ感を味わえるオープンキッチンが設けられているほか、各個室には伊勢型紙を使用した額が飾られている。地元の食材だけでなく、食事場所も伊勢を感じられるように設計されている。
【福寿荘(志摩市)】 24年4月、新たに「和モダン客室」を6室造成。琉球畳を配した客室には、ミニテラスも設け、窓からは的矢湾の景色を一望できる。洋室シングル12室もリニューアルし、ワーケションにも対応できるよう滞在中に仕事がしやすいデスクも設置した。
また、8月にはモダンデザインの父と称される19世紀のイギリスのテキスタイルデザイナー、ウィリアム・モリスのデザインを取り入れたスペシャルルーム6室が誕生。イギリス製の壁紙にヘッドボード、クッションなどにウィリアム・モリスのデザインを採用し、モダンの中にシックさがある客室に仕上がっている。窓からは的矢湾や志摩スペイン村を眺めることができ、夏や大みそかにはスペイン村で打ち上げられる花火を客室から楽しめる。
三重県伊勢志摩 旅のおすすめサイト
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