高知の自然を遊び体験する 高知県、19年からアウトドア新CP
維新博引き継ぎ次の時代へ 「土佐れいほく博」も
高知県は2019年2月から、全県単位の新しい観光キャンペーンを展開する。テーマは「自然・体験型」。県が有する豊かな海山の大自然にスポットを当て、観光誘客への取り組みを実施。1月末で閉幕する「志国高知幕末維新博」の勢いを引き継ぎ、高知県観光は新時代に突入する。
北に四国山地の緑、そこから清流が流れだし雄大な太平洋へ注ぐ。そんな大自然を県は、「高知家の食卓」などでフィーチャーしてきた「食」、幕末維新博でアピールした「歴史」と並ぶ県の魅力の三本柱の一角として前面に押し出す。
新観光キャンペーンでは、高知の自然景観を生かしたアクティビティ、地域の生活文化体験も含めた様々な「自然・体験」を売りだす。“手つかずの自然”を観光客に素材として届けることで、中山間地域の活性化を図ろうという考え。19年は県外からの観光入込客435万人、観光消費額は1230億円と過去最高レベルを目指す。
県内の自然体験スポットは今年から19年以降にかけて新規開設やリニューアルが相次ぐ。高知市の県立牧野植物園は今年夏以降リニューアルを進め、4月には越知町キャンプ場、19年には本山町にアウトドアの里が開業。20年は土佐清水市に県立足摺海洋館と環境省ビジターセンターがオープンする。
県東部では室戸ユネスコ世界ジオパークや安芸市の伊尾木洞、中部では香美市の龍河洞や清流・仁淀川、西部では四国カルストや四万十川、海の秘境こと柏島などが体験の舞台になる。嶺北エリア4町村では19年7月7日からアウトドアや生活文化にスポットを当てた「土佐れいほく博」が開かれる。
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