牛突きや相撲―隠岐固有の文化に触れる
17/07/12
島後で隠岐の暮らしを見て歩く
隠岐に流れる独特の空気感は、風土・生活文化からも感じることができる。島後を歩き、暮らしに根差した風景を眺めて隠岐の“生き様”を知りたい。
島後を歩くと、「黒牛」に出会うことがある。これは隠岐の伝統行事「牛突き」に登場する牛たち。鎌倉時代、隠岐に流された後鳥羽上皇を楽しませるため始まったもので日本最古とされる。隠岐モーモードームで毎月数回開催される激闘を間近で見ると、散策途中で見かけるのんびりした闘牛の一変した姿に驚くに違いない。
また、各地域には土俵が点在することに気づく。「隠岐古典相撲」の舞台となるもので、祝い事の際、各村の代表力士が村の威信を賭けて戦いを繰り広げる。隠岐の子どもたちは相撲に取り組むのが伝統ということもあり、各地には土俵が凛然と整えられているのだ。なかでも水若酢神社の土俵は格式が高いという。
かつて日本海交易の貿易港として栄えた面影が残る西郷港周辺や、明治初期に掘られた手掘りのトンネルと昭和期の機械で掘られたトンネルが並ぶ「福浦トンネル」、杉皮葺きの屋根に浜辺の石が乗せられた船のガレージ「屋那の松原・舟小屋群」にも島の伝統と生活文化を感じることができる。
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